雨で伐採が中止になるかは、雨の量より作業のしかたで決まる
予約した日の天気予報に傘のマークが付いていると、その日はどうなるのかが気になるかと思います。
先に見通しを書くと、雨が降るかどうかだけでは決まりません。
同じ小雨でも、地面に立ったまま切れる木なら進められることがあり、木に登る作業が入るなら日を改めることが多いです。
伐採の作業は、大きく分けると「地上から切って倒す」「木に登って上から切り下げる」「切り株を掘り起こす」の3つです。
雨で困る場所がそれぞれ違うので、ご自宅の木がどれに当たるかで当日の見通しが変わります。
予約日が近づいて雨の予報を見ても、依頼した側で先に中止を決めてしまう必要はありません。
木の高さや周りの建物との距離と、予報の中身を突き合わせて、作業する側が進めるか延ばすかを考えます。
そのときに何を見ているかを知っておくと、連絡を待つあいだの落ち着かなさが少し減るかと思います。
雨の日に危なくなる場所は3つある
幹と枝の表面
濡れた樹皮は滑ります。
木に登って作業するときは、足をかける枝も、体を預けるロープも水を含むので、晴れた日と同じ動きができません。
チェーンソーそのものは小雨で動かなくなる道具ではありませんが、濡れた手袋で握るとハンドルが滑り、刃を当てる位置が定まりにくくなります。
倒すスペースが取れない場所で上から少しずつ切り下げる作業は、雨の日にいちばん先に止まる作業です。
足元の地面
前の晩から降り続いていると、庭土はぬかるみます。
脚立の脚が沈んだり、チェーンソーを持ったまま踏ん張れなかったりするため、地上だけの作業でも足場が悪ければ延ばします。
芝生や砂利の庭では、切った幹を運び出すたびに地面が掘れて、作業のあとに泥の跡が残ることもあります。
切った木の重さ
水を含んだ枝葉は重くなります。
幹を運べる長さに輪切りにする作業を玉切りと呼びますが、雨の中で玉切りした材は手が滑りやすく、運び出す回数も増えがちです。
庭の奥から道路までの距離が長い家ほど、この影響が大きく出ます。
このほか、雷が鳴っているときは、雨が弱くても屋外の高い場所に上がる作業を見合わせます。
雨より先に風の予報を見る
雨予報の日に見落としやすいのが風です。
木を倒すときは切り口の入れ方で倒れる向きを決めますが、強い風が吹くと枝葉が風を受けて、狙った方向からずれることがあります。
ロープで吊って下ろす作業でも、下ろしている途中の枝が振られて、塀や窓に当たるおそれが出てきます。
風は地面の近くより高いところのほうが強く吹くことが多く、庭先では弱く感じても、屋根を越える高さの枝先は大きく揺れていることがあります。
そのため、雨はほとんど降らなくても、風の強い日は延ばすことがあります。
反対に、風が弱くて小雨程度、しかも人の背より少し高いくらいの木を地上から切るだけなら、そのまま進めることもあります。
台風が近づいている時期は、雨の量より風の強さで判断が分かれることが多いです。
前日に決まらないとき、当日の朝に見ること
判断は前日の予報で一度考え、決めきれないときは当日の朝の空と地面の様子で決めることが多いです。
朝のうちに雨が上がっていても、前夜の雨で庭がぬかるんでいれば延ばす場合がありますし、予報が雨でも降り出しが午後なら、午前中に終わる作業だけ進める場合もあります。
晴れていても、前の週に長雨が続いて地面が柔らかくなっていると、重い幹を下ろした場所がへこんで跡が残ることがあります。
作業する側が見通しを立てるときに確かめているのは、次の4点です。
- 登る作業やロープで下ろす作業が入るか
- 搬出の通り道が土か、舗装か
- 前日までにどのくらい降っていたか
- 作業する時間帯の風の強さ
登る作業が入る日は小雨でも延ばす方向に傾き、地上だけで済む日は風と足元しだいで進められる、という分かれ方になります。
抜根も、掘った土が泥になると根を切る手元が見えにくく、埋め戻しもきれいに締まらないため、雨のあとは地面が落ち着くのを待つことがあります。
川口の伐採で、日程がずれる前提にしておくこと
雨で一度延びると、次に伺える日が数日先になることもあります。
川口市やその周辺でお庭の木を切る日取りを決めるときは、日付がずれる前提で段取りを組んでおくと、延期が決まっても慌てずに済みます。
候補日をもう1日決めておく
第一希望の日に加えて、その次に都合のつく日を一緒に伝えておくと、延期が決まった時点ですぐに振り替えの話ができます。
家の売却や解体など、動かせない予定が先にある場合は、その日からさかのぼって余裕のある日を選ぶほうが落ち着いて進められるかと思います。
庭の物は前日の予報を見てから動かす
鉢植えや物干し、自転車を何日も前に片付けると、延期になったときにその状態のまま過ごすことになります。
雨で日がずれそうな時期は、前日の予報を確かめてから動かすほうが二度手間になりにくいです。
近所に伝えるなら「雨なら延期」まで
チェーンソーの音が出るので、隣の家に作業日を伝えておく場合は、天気で日が変わるかもしれないことも一言添えておきます。
日付が動いたときに、改めて事情を説明し直さずに済みます。
立会いがないなら、延期したときの鍵の扱いも決める
空き家のお庭などをご不在で進める場合は、門扉や鍵をどうお預かりするかを先に決めてから着手します。
雨で日が変わったときにその鍵をどうするか、延期の知らせをどう受け取るかも、同じタイミングで決めておきます。
LINEは24時間受け付けているので、夜のうちに予報を見て気になったことを送っておくこともできます。
予約した日の予報を開いたら
今日やることは2つです。
まず、予約した日の天気予報で、雨マークだけでなく風の予報も見てください。
次に、延期になった場合に動かせる日をもう1日決めて、メモしておきます。
木に登る作業が入りそうかどうか分からないときは、木の全体と周りの建物が一緒に入る写真を1枚撮っておくと、雨の日でも進められる作業なのか、日を改める作業なのかの見通しを早めに立てやすくなります。
撮るのは雨の前の明るい日のほうが、幹の傾きや枝の広がりが写りやすいです。
この記事に関するよくあるご質問
- 予約した日が小雨の予報です。伐採は中止になりますか
- 雨が降るかどうかだけでは決まりません。
人の背より少し高いくらいの木を地上から切るだけで、風が弱ければ進めることもあります。
木に登る作業やロープで下ろす作業が入る日は、濡れた幹や枝が滑るため、小雨でも日を改めることが多いです。 - 雨はほとんど降らない予報でも延期になることはありますか
- 風が強い日は延ばすことがあります。
強い風を受けると倒す方向がずれたり、ロープで下ろしている途中の枝が振られて塀や窓に当たったりするおそれがあるためです。
前夜の雨で庭がぬかるんでいる場合も、晴れていても延ばすことがあります。 - 雨で日程がずれたときに困らないよう、先に決めておくことはありますか
- 第一希望の日に加えて、次に都合のつく日を一緒に伝えておくと、すぐに振り替えの話ができます。
立会いなしで進める場合は、延期したときの鍵の扱いや、延期の知らせをどう受け取るかも先に決めておきます。