3月が区切りになるのは落葉樹だけ
春先に庭木の伐採を考え始めて、今から頼んで間に合うのかが気になっている方に向けて、まず「区切り」が何を指すのかを書きます。
作業しやすい時期として私たちが挙げているのは、落葉樹なら葉が落ちている冬のあいだ、おおむね11月から3月です。
この「3月まで」は暦の上の締め切りではありません。
枝先の芽が開いて葉が出てくるまで、という意味の目安です。
暖かい年なら早まりますし、木の種類によってもずれます。
一方で、冬も葉を付けたままの常緑樹は、真夏と厳寒期を避ければ通年で切れます。
春になったからといって作業の条件が悪くなるわけではないので、3月にこだわる理由はあまりありません。
そのため最初に確かめるのは、切りたい木がこの冬に葉を落としていたかどうかです。
12月や1月ごろ、その木が枝だけの姿になっていたなら落葉樹なので、この記事の話が当てはまります。
冬の庭の様子を思い出せないときは、スマートフォンに冬に撮った写真が残っていないか探してみると早いです。
枝先の芽を見ると、いまどの段階かが分かる
落葉樹だと分かったら、次は芽の状態を見ます。
手の届く高さの枝を1本選んで、先端を近くで見てください。
見え方はおおむね次の3つに分かれます。
- 冬と同じで、芽が小さく固く閉じている
- 芽がふくらんで、先が割れて緑がのぞいている
- 葉が開いて、枝先が緑になり始めている
1つ目なら、まだ冬の条件のまま作業できる段階です。
枝の形がそのまま見えるので、写真からでも枝の張り方がよく分かります。
2つ目は、葉が開く手前です。
ここから作業日までには、写真のやりとりと現地調査が挟まります。
そのあいだに芽が開いてしまうことも考えておいたほうがいい段階です。
3つ目まで進んでいたら、冬の条件はもう過ぎ始めています。
ただ、それで切れなくなるわけではありません。
何が変わるのかは次の見出しで書きます。
同じ庭でも、木の種類が違えば芽の動き出す時期はずれます。
切りたい木が2本以上あるなら、1本ずつ見てください。
芽が開いたあとに切ると、何が変わるか
4月以降に落葉樹を切ることもできます。
変わるのは主に次の2点です。
運び出す量が増える
伐採では、枝を落としてから幹を玉切りにし(運べる長さに輪切りにしていく作業です)、搬出して処分するところまでを一式で行います。
葉が付いた枝は冬の枝よりかさが増すので、同じ木でも運び出す量が増えます。
なお、料金表の伐採の金額には処分まで含めていて、作業後に処分費を追加で請求することはしません。
量が増えるぶんは、施主の側で気にしなくてよい部分です。
枝ぶりが葉に隠れる
木を倒すときは、枝がどちらに多く張り出しているかを見て、倒す方向を決めます。
葉が落ちている冬は枝の形が見えるので、この判断がしやすくなります。
葉が茂ると枝ぶりが隠れ、現地でも写真でも読み取れる材料が減ることが多いです。
ただし、隣家や電線が近くて倒すスペースが取れない木は、季節にかかわらず、登って上から順に切り下げます。
この場合は倒す方向を決める話がそもそも出てこないので、芽の状態で段取りが大きく変わることは少ないかと思います。
どちらにしても、4月に入ったから失敗というわけではありません。
冬に作業できた場合と比べて、上の2点が変わる、という受け止め方で十分です。
川口で伐採を3月中に終えたいときの連絡の順番
川口で伐採の依頼を受けてから作業日が決まるまでには、次の3つの段階を踏みます。
- LINEで木の写真と、だいたいの高さ(人の背より高いか、屋根を越えているか)、本数を送っていただき、おおよその金額をお伝えする
- 現地を見て、搬出経路や隣家との距離を確かめ、確定金額をお出しする
- 作業日をご相談のうえで決める
写真だけでは搬出経路や隣家との距離が分からないため、確定金額は2の現地調査のあとになります。
樹高7m以上の木や電線に近い木は料金表に金額を載せておらず、現地を見てからお見積もりをお出しします。
こうした木を切りたい場合は、現地調査が前提になると考えてください。
現地調査とお見積もりは無料で、金額を見てからお断りいただいても構いません。
作業日にも制約があります。
チェーンソーの音が出るため、住宅地での早朝と夜間の作業は行いません。
土日に伺えるかどうかはその週の予定によって変わります。
平日に立ち会えないご事情があるなら、1の段階でそのことも一緒に書いておくと、日程の相談が早く進みます。
空き家のお庭のように、ご不在での作業になる場合は、門扉や鍵をどうお預かりするか、作業前と作業後の状態をどの形でご報告するかを先に決めてから着手します。
決めごとが1つ増えるぶん、日程には余裕を見ておいてください。
逆算すると、3月中に作業を終えたいなら、1に手を付けるのは芽が固く閉じているうちが望ましい、ということになります。
LINEとフォームは24時間受け付けているので、夜に帰宅してから庭で木を見て、その日のうちに写真を送ることもできます。
今日やること:芽の写真と、木全体の写真を撮る
今日庭に出たら、次の3つを済ませてください。
1枚目は、枝先の芽を近くから撮った写真です。
芽が固いのか、ふくらんで緑がのぞいているのかが写れば十分です。
どの段階にあるかは、この1枚で分かります。
2枚目は、少し離れて木全体を撮った写真です。
建物の屋根や2階の窓が一緒に入るように撮ると、高さの見当がつきます。
最後に、切りたい木の本数を数えておきます。
木ごとに芽の進み方が違うことがあるので、2本以上あるなら、1本ずつ芽の写真を撮っておくと後で迷いません。
この3つがそろえば、おおよその金額をお伝えできますし、冬の条件のうちに作業できそうかどうかも、そのやりとりの中で見えてきます。
最後に1つだけ付け加えます。
幹が傾いている木や枯れている木は、芽の状態を見て待つ話ではありません。
台風の前に倒れそうだと感じたら、季節にかかわらずご相談ください。
この記事に関するよくあるご質問
- 春になってから落葉樹を切ることはできますか
- 切れます。
ただ、葉が開くと枝の量がかさんで運び出す量が増え、枝ぶりが葉に隠れて倒す方向を決める材料が見えにくくなります。
葉が落ちている冬のあいだ(おおむね11月から3月)のほうが作業しやすいのはこのためです。 - 常緑樹も3月までに切ったほうがいいですか
- 常緑樹は真夏と厳寒期を避ければ通年で切れるので、春が区切りにはなりません。
3月を目安にするのは、冬のあいだに葉を落とす落葉樹の場合です。 - 芽がふくらんできた段階で連絡しても間に合いますか
- 作業日は、写真でおおよその金額をお伝えし、現地調査で確定金額を出したあとにご相談して決めます。
そのあいだに芽が開くこともあるので、芽がふくらみ始めた段階なら先に写真を送っておくほうが、冬の条件で作業できる見込みは高くなります。