本文へスキップ

藪になった空き家の庭の費用が本数で出ない理由 〜先に測る3つ〜

木が何本あるかも分からないほど伸びた空き家の庭は、なぜいくらの足し算で費用が出ないのか。立ち木・下草・つるの3つに分けて見る理由と、現地を見る前に自分で測って伝えられる敷地の情報を書いています。

長く手が入っていない住宅の庭に伸びた庭木と下草
写真はイメージです

まま見積もりを頼んでいい

しばらく人が住んでいない家の庭に立つと、まず木が何本あるのかが分かりません。地面が下草で埋まっていて根元が見えず、幹らしきものが3つ見えても、それが別々の木なのか、1株から分かれて伸びた枝なのかが外からは判別できません。つるが上まで巻き付いていると、木の輪郭そのものが消えます。

費用を調べようとして料金表を見ると、金額はあたりで並んでいます。樹高未満で、で、でいった形です。この並びは、木がずつ独立して立っていて、外から数えられることを前提にしています。藪になった庭は、その前提の手前にあります。

だから空き家・空き地の庭木管理は、料金表に定額を置かず、現地調査後のお見積もりにしています。これはいう意味ではありません。掛け算の式を立てるための本数が、まだ誰にも分かっていないという意味です。数えられないまま問い合わせても、話が止まることはありません。

川口の伐採で、藪の庭をどの単位に分けて見るか

手が入っていない庭を見るとき、私たちは中身を3つに分けます。混ざったまま眺めていると量の見当がつかないためです。

ひとつめは立ち木です。自分の力で立っていて、幹が手首くらいより太いもの。これは高さで料金表の区分に落ちます。ふたつめは下草と低木で、刈り取って運び出す量として面積で見ます。みっつめはつると、伸びきった生垣です。つるは切った先がどこまで繋がっているかを追わないと、上に残った蔓が枯れて落ちてくることがあります。

順番には決まりがあります。先に下草を刈って地面と根元を出さないと、立ち木の本数が確定しません。逆はできません。木を抜いても、足元の藪は減らないからです。現地調査でお伝えできるのは、ここまでが確定、ここから先は刈ってみて見える、という線引きを含んだ金額になることがあります。曖昧にせず、どこが確定していてどこが未確定かを口に出してお伝えします。

地面が出ると、金額は料金表に戻る

下草を刈り、つるを外し、根元が見えた時点で、庭は数えられる状態になります。ここから先は普通の伐採と同じ扱いです。未満なら、の窓のあたりまで届いていればで、屋根を越えていればで。切り株まで抜くなら、幹まわり未満で、でが1株あたり加わります。

藪の庭でいちばん読みにくいのは、切った枝葉と幹の量です。軽トラックで済むのかになるのかで、運ぶ手間も処分する量も変わります。ここは料金の内訳としては処分費にあたる部分ですが、伐採の金額に玉切り・搬出・処分まで含めていて、作業後に追加で請求することはしません。量が読めないのは作業する側の課題で、それを見積書の外に置いたままにすると、お客さまが金額を決められなくなります。

現地を見る前に、今日そろえておける3つ

問い合わせの前に手元にあると話が早く進むものが3つあります。どれも数分で終わります。

1つめは、敷地の角から庭全体が入る引きの写真です。近づいて撮ると藪しか写らず、広さが伝わりません。塀の外から、屋根と地面の両方が入る位置まで下がって1枚撮ってください。屋根やの窓が一緒に写っていると、いちばん高い木がどのあたりまで届いているかが読めます。

2つめは、門や玄関から庭までの通路の写真です。切った木は必ずそこを通って外に出ます。幅が人ひとり分しかない、途中に階段や段差がある、といった条件で作業時間が変わります。

3つめは、間口の広さです。道路に面した部分を歩幅で数えて、歩数だけ控えておいてください。おおよそ1歩で換算できます。庭先まで軽トラックが入るかどうかは、この幅で決まります。入らない場合、木は一度手で運び出す距離が伸びます。

写真だけでは搬出経路や隣家との距離が分かりきらないため、確定金額は現地を見てからお出しします。それでも、この3つがあると訪問前に段取りの当たりを付けられます。

誰も住んでいない家で、立会いができないとき

空き家の場合、ご本人が遠方にいて当日現地に来られないことがあります。ご不在での作業は、先に決めておくことが2つあります。門扉や鍵をどうお預かりするかと、作業前と作業後の状態をどの形でご報告するかです。この2つが決まらないまま着手することはしません。

もう1つ、藪になった庭で先に確かめるのが隣地との境です。長く放っておかれた木は、枝が隣の敷地の上まで出ていることがあります。その枝を落とすのに隣家側から作業する必要があるなら、事前の話が要ります。境界がどこか分からない状態なら、それも現地で一緒に見ます。

作業の音についても先にお伝えしておきます。チェーンソーの音が出るため、住宅地での早朝と夜間は行いません。留守にしている家の庭で作業する以上、近隣に説明するのはご本人ではなく現場にいる側です。

今日できることは、塀の外まで下がって庭全体を1枚撮ることと、間口を歩幅で数えて歩数を控えることです。本数は分からないままで構いません。分からないという事実そのものが、見積もりを始めるための情報になります。

この記事に関するよくあるご質問

木が何本あるか分からない庭でも、金額の目安は出ますか
下草に埋もれて根元が見えない状態では、幹の本数が確定しないため、料金表のあたりの金額に本数を掛ける形では出せません。空き家・空き地の庭木管理は現地調査後のお見積もりにしています。下草を刈って地面が出たあとは、樹高未満、、いう区分に戻ります。
藪になった庭だと、切った木や草の処分費が後から増えませんか
伐採の金額には玉切り・搬出・処分まで含んでいて、作業後に処分費を追加で請求することはしません。量が読みにくいのは私たちの側の仕事なので、その分を後からお客さまに回さない前提で金額を組んでいます。
遠方に住んでいて現地に行けません。写真だけ先に送れますか
敷地の角から庭全体が入る引きの写真、門から庭までの通路の写真、高さの手がかりが写った写真があれば、おおよその話は進められます。確定金額は現地を見てからお出しします。ご不在での作業は、鍵のお預かりと作業前後の報告のしかたを先に決めてから着手します。

あわせて読まれている記事

見積もりの金額で判断してください

木の高さと本数をお知らせいただければ、おおよその金額をお伝えできます。現地調査とお見積もりは無料です。

見積もりを依頼するLINEで写真を送る

LINEで写真を送る見積もりを依頼