「1本11,000円」を2本ぶんにすると、合わないことがある
料金表の伐採は、樹高3m未満が11,000円、3〜5mが27,000円、5〜7mが52,000円(いずれも税込・1本あたり)です。
ここで見落とされやすいのが、単位が「1本あたり」であって「1軒あたり」でも「1回あたり」でもない、というところです。
たとえば、以前に1本だけ切ってもらった経験があって、そのときが11,000円だったとします。
今回は2本切りたい。
頭のなかでは自然と、11,000円の2つぶんという計算になります。
ところが庭に出て測ってみると、2本目は屋根の高さに届いていた——このとき、2本目の額は1本目と同じにはなりません。
逆のこともあります。
屋根を越えた大きな木の見積もりを見た人が、その脇に生えている腰から胸くらいまでの若木を「ついでだから、もっと安いはず」と考える。
この場合は実際に額が下がります。
どちらも、金額を動かしているのは本数ではなく、木ごとの高さです。
つまり、2本あるときにまず必要なのは「2本」という数え方ではなく、「3m未満が何本、3〜5mが何本」という数え直しです。
掛け算をする前に、仕分けをする。
順番はこちらが先になります。
川口で伐採を2本頼むときの、金額の積み上げ方
積み上げ方そのものは単純です。
木を1本ずつ高さの区分に当てはめて、その区分の額を並べて足します。
2本が同じ区分に入るなら、その区分の額が2つぶんになります。
人の背丈より少し高い程度の木が2本並んでいるなら、3m未満の額を2つ足した形です。
この場合だけは、結果として「2倍」と一致します。
2本の高さが違うなら、それぞれの額を足します。
3m未満の木と、2階の窓に届く木が1本ずつなら、11,000円と27,000円をそれぞれ1つずつ並べる形になります。
低いほうの額を基準に2倍しても、高いほうの額を基準に2倍しても、どちらもずれます。
川口市内でよくあるのが、庭のいちばん奥に育ちきった木が1本あって、その手前に後から生えてきた細い木が並んでいる、という形です。
この2本を「木が2本」とひとまとめに数えると、金額の見当が実際から離れます。
手前の細いほうを基準にすれば少なく見積もりすぎ、奥の大きいほうを基準にすれば多く見積もりすぎることになります。
境目の1本が区分をまたぐかどうかで額が変わるので、迷う木があれば、その1本だけは高さを測ってから数えてください。
屋根を越えているかどうかは、少し離れて建物と並べて見ると判断しやすいかと思います。
抜根を足すときは、単位がもう一度切り替わる
切り株も抜きたい場合、抜根の料金は「1株あたり」です。
伐採が1本あたりで、抜根は1株あたり。
同じ庭の話をしているのに、数える単位が途中で切り替わります。
幹まわり30cm未満で22,000円、30〜60cmで44,000円(いずれも税込)です。
2本切って2株とも抜くなら、伐採の額を2本ぶん並べたうえに、抜根の額を2株ぶん並べる形になります。
木の高さと切り株の太さは必ずしも連動しないので、抜根の側は幹まわりで別に測ってください。
足し算では出せなくなる条件が3つある
ここまでの積み上げ方には、成り立たなくなる場面があります。
ひとつは、3本以上のときです。
3本以上は、1本ずつの額を積み上げるのではなく、まとめて一式でお見積もりします。
木が増えると、どの順番で切るか、切った幹をどこに一時的に置くか、搬出を何回に分けるかといった段取りのほうが作業量を左右するようになるためです。
1本ずつ独立して切る場合の合計とは、組み立てが変わります。
ふたつめは、7m以上の木が混ざっているときです。
7m以上には料金表に額を載せていません。
倒す方向、幹の傾き、搬出の経路を現地で見てからお出しします。
2本のうち1本がここに入ると、その1本は足し算の対象から外れ、全体が現地でのお見積もりになります。
みっつめは、木を倒せる空間が取れないときです。
隣の建物との間隔が狭い、電線が近い、庭先まで車両が入らない。
こうした場所では、根元から倒すのではなく、木に登って上から順に切り下げます。
同じ高さの木でも作業のしかたが変わるため、この方法は料金表の額とは別に、現地を見てからお見積もりをお出しします。
2本のうち片方だけが倒せない位置にある、というのはよくある形です。
庭の中央に立っている木は倒せても、塀ぎわの木は倒せない。
この場合、片方は料金表の額で、もう片方は現地を見てから、という組み合わせになります。
「1本」と数えるかどうかが分かれる木
数え方でもうひとつ迷いやすいのが、根元から幹が数本に分かれている木です。
地面のところですでに別々に立っているのか、根元がひとつにつながって上で分かれているのかで、切る手間も、片づける量も変わります。
見た目には同じように見えても、幹が3本立っていれば、切る回数はそのぶん増えます。
一方で根がひとつなら、抜根の側は1株です。
写真を送っていただくときに、木の全体を写した1枚のほかに、根元を近くから写した1枚を足していただけると、この判断がその場でつきます。
生け垣のように横に連なっている場合も、本数では数えにくい形です。
この手のものは長さで見たほうが早いので、おおよその長さと高さを伝えていただければ、見積もりの立て方をこちらで組みます。
今日やること:本数の内訳をメモに落とす
庭に出て、紙かスマホのメモに3行だけ書いてください。
3m未満(人の背より高い程度)が何本。
3〜5m(2階の窓くらい)が何本。
5〜7m以上(屋根を越えている)が何本。
この3行です。
木が2本しかなくても、この形で書いておくと、後の話が早く進みます。
そのうえで、木ごとに写真を1枚ずつ撮ります。
まとめて1枚に収めたくなりますが、木が重なって高さの判断がつかなくなるので、1本につき1枚に分けたほうが確実です。
建物や物置が一緒に写っていると、比べる対象ができて高さが読み取れます。
最後に、切り株を抜く予定があるかどうかを書き添えてください。
抜くなら、その株の幹まわりも測っておきます。
ここまでそろっていれば、LINEに送っていただいた時点で、どの木がどの区分に入り、どの木が現地を見てからになるのかをお伝えできます。
「木が2本」という言い方のままだと、こちらからは高さを聞き返すことになり、往復が1回増えます。
庭に出るのは5分で済むので、数えるところまでを先にやってしまうほうが早いかと思います。
この記事に関するよくあるご質問
- 庭木が2本あるとき、料金は1本の金額を2倍すれば出ますか
- 2本が同じ高さの区分に入っていれば、その区分の額が2つぶんになります。
高さが違う場合は、それぞれの木が入る区分の額を足す形になります。
伐採の料金は1本あたりで、3m未満・3〜5m・5〜7mと高さの区分ごとに額が変わるためです。 - 3本以上あるときも同じように足していけますか
- 3本以上は、1本ずつの額を積み上げるのではなく、まとめて一式でお見積もりします。
作業の順番や搬出のまとめ方が変わるため、本数を掛け算した額とは別に金額を組みます。 - 幹が根元から数本に分かれている木は何本と数えますか
- 数え方は現地で決めます。
写真と一緒に、根元がひとつにつながっているか、地面のところで完全に分かれているかをお伝えください。
見積書の行の立て方が変わります。