抜いたあとの穴を、開けたまま帰ることはしません
切り株を抜くと聞いたとき、いちばん先に浮かぶのは「そのあと地面に穴が残るのでは」という不安かと思います。
抜根の料金は、掘削・根の切断・埋め戻しまでを含んだ額です。
幹まわり30cm未満で22,000円、30〜60cmで44,000円(いずれも税込・1株あたり)。
この中に、掘り出した土を穴に戻して踏み固めるところまでが入っています。
作業が終わったあとに穴が口を開けている、という状態にはなりません。
ただし、埋め戻した直後の地面が、周りと同じ高さで平らに仕上がっているとは限りません。
ここが、抜根の費用とは別に「整地」という項目が出てくる理由です。
埋め戻しと整地は、別の作業です
埋め戻しは、掘った穴を元に戻す作業です。
掘り出した土をそのまま入れて、上から踏んで沈めます。
範囲は、掘った穴の分だけ。
整地は、その先の話になります。
伐採や抜根が終わった地面を、周りとの高さをそろえて表面を均す作業です。
範囲は、穴の周辺ではなく、平らにしたい場所全体になります。
この二つが混ざりやすいのは、見た目には同じ「土をならしている」作業に見えるからです。
でも、かかる時間はまったく違います。
穴一つを埋めるのは抜根の続きの数分ですが、庭の一区画を平らに均すのは、面積の分だけ手間が積み上がります。
埋め戻しても地面が下がることがある
もう一つ、知っておいていただきたいことがあります。
土を戻しても、掘る前の高さに届かない場合があります。
理由は単純で、地面の下に入っていた根の体積が、そっくり無くなるからです。
太い株を抜けば、根が占めていたぶんの空きができます。
掘り出した土を全部戻しても、その体積は埋まりません。
加えて、掘り返した土は空気を含んでふくらんでいるので、雨が降って締まると、あとからさらに沈むことがあります。
土のままの庭で、上に何も置かないなら、そのまま馴染むのを待つ選択もあります。
けれど、そこに砂利を敷く、物置を置く、駐車場にする——そういう予定があるなら、沈んだぶんを埋める土や砂利が要ります。
整地の話は、ここから始まります。
川口の伐採で、整地だけ料金表に金額が無い理由
当サイトの料金表では、伐採も抜根も高さ・太さの区分ごとに額を出しています。
そのなかで整地だけ、金額の欄が空いていて「面積と土の状態によります」としか書いていません。
出し惜しみをしているのではなく、この項目は1本いくら・1株いくらという数え方ができないからです。
作業量を決めるのは、次の要素です。
面積。 1平方メートルを均すのと、10平方メートルを均すのでは、当然かかる時間が変わります。
整地は本数ではなく広さで動く作業なので、木が1本でも、そのまわり一帯を平らにしたいなら面積のぶんの手間になります。
土の状態。 掘り返した土がやわらかい黒土なのか、粘土質で固まっているのか、石やコンクリートの破片が混ざっているのかで、均しやすさが違います。
川口市の東部にある安行(あんぎょう)一帯は古くからの植木の産地で、住宅地の中にも大きく育った庭木が残っています。
長く木が植わっていた場所ほど、地中に細かい根が広がっていることが多いです。
周りとの高低差。 隣の地面や塀の基礎より低くなっていれば、土を足す必要があります。
逆に盛り上がっていれば、削って出た土をどこかに移すか、持ち出すかを決めることになります。
仕上がりの目標。 土のまま馴染ませればいい場所と、上に物を置くために締め固めておきたい場所とでは、同じ広さでも作業が変わります。
この4つが現場ごとに違うので、あらかじめ定額を付けると、必ずどちらかに嘘が出ます。
安く見せた額を後から追加請求するか、高めの額で最初から見積もっておくか。
どちらもしたくないので、現地を見てからお出しする形にしています。
見積もりの前に、面積を測っておく
とはいえ、問い合わせの段階で何も分からないままだと、話が進みません。
整地について先に伝えていただけると助かるのは、次の3つです。
1. 平らにしたい範囲の縦と横
メジャーがあればメートルで測ってください。
無ければ歩幅で構いません。
大人の一歩がおよそ0.6〜0.7メートルなので、「縦4歩、横3歩」でもだいたいの広さは伝わります。
大事なのは正確さより、庭全体なのか、株のまわり1メートルほどなのか、という規模感です。
この一言があるかないかで、見積もりの幅がかなり狭まります。
2. 抜く株の数と、幹まわりの太さ
抜根そのものの費用に直結する情報ですが、整地にも効いてきます。
太い株を抜けば、そのぶん空きが大きくなり、土を足す量も増えるためです。
幹まわりは、切り株の胴回りにひもを一周させて、そのひもの長さを測れば分かります。
3. その場所を、最後にどう使う予定か
土のままにするのか、砂利を敷くのか、物置を置くのか、車を停めるのか。
これが決まっていると、どこまで均せばいいかがはっきりします。
まだ決まっていなければ「未定」で構いません。
ただ、あとから駐車場にすると決まると、締め固めからやり直しになることがあるので、迷っているなら迷っていると伝えていただくほうが早いです。
抜根と整地は、同じ日にまとめたほうが手間が減ります
切り株を残したまま後日あらためて抜こうとすると、周りに塀や物置ができていて掘削しにくくなり、伐採と同時にやるより高くつきます。
整地も同じで、抜根の直後は土が掘り返されていて、そのまま均せる状態にあります。
日を置くと土が締まり、雑草が生えて、また掘り返すところから始めることになります。
木の写真と、だいたいの高さ、本数に加えて、平らにしたい範囲の縦横をひと言添える。
今日できるのは、庭に出て歩数を数えることだけです。
それだけで、見積もりの精度はずいぶん変わってきます。
現地調査もお見積もりも無料で、金額を見てからお断りいただいて結構です。
この記事に関するよくあるご質問
- 抜根を頼むと、掘った穴は埋めてもらえますか
- 抜根の料金には、掘削・根の切断・埋め戻しまでが含まれています。
幹まわり30cm未満で22,000円、30〜60cmで44,000円(いずれも税込・1株あたり)の中に土を戻す作業まで入っているので、穴が開いたままお引き渡しすることはありません。 - 埋め戻しと整地はどう違うのですか
- 埋め戻しは掘り出した土を穴に戻して踏み固める作業で、抜根の料金に含みます。
整地は伐採・抜根のあとに、周りの地面と高さをそろえて表面を均す作業です。
整地は面積と土の状態によって手間が変わるため、料金表には金額を載せていません。 - 整地の見積もりを取るとき、先に何を伝えればいいですか
- 平らにしたい範囲の縦と横をメートルで、それから抜く株の数と太さ、最後にその場所をどう使う予定か(土のまま・砂利・物置・駐車場)をお伝えください。
この3つで、必要な作業の見当がつきます。
現地調査とお見積もりは無料です。