屋根を越えているなら、5〜7mの区分で見ています
庭木の高さを聞かれて、メートル数で即答できる人はほとんどいません。
巻尺を当てられる相手でもないので、当然かと思います。
見積もる側は、数字ではなく建物との位置関係で区分を判断しています。
木のてっぺんが屋根に届いている、あるいは越えている。
その状態なら、料金表の樹高5〜7mにあたります。
1本あたり52,000円(税込)です。
枝を落とし、幹を輪切りにして、搬出して処分するところまで含んだ額で、作業が終わったあとに処分費を足すことはしません。
作業時間は2名で約3.5時間を見込んでいます。
半日仕事です。
朝に伺って、片付けまで終えて昼過ぎに引き上げる、というくらいの分量だと思ってください。
この時間の見立てが、そのまま金額の根拠になっています。
軒か、棟か。5mの境目はこの2本のラインで分かれます
木のてっぺんが屋根のどこと並んでいるかを、2つのラインで見ます。
ひとつは軒(のき)。
1階と2階の外壁が終わって屋根が張り出しはじめるところで、雨樋が横に走っているラインです。
もうひとつは棟(むね)で、屋根のいちばん高い、瓦やスレートが左右に分かれる背の部分です。
木のてっぺんが軒より下に収まっているなら、樹高3〜5mの区分で見ることが多いです。
軒を越えて、棟より下に収まっている木が、5〜7mにあたります。
棟も越えて空に突き出している木は7m以上の扱いになり、この区分には金額を載せていません。
倒す先が取れるかどうかで作業がまるごと変わるので、現地を見てからお出しします。
ご自宅の庭でなくても、この見方は使えます。
空き家の様子を見に行ったとき、道路から建物と木を並べて眺めれば、どちらのラインを越えているかは分かるはずです。
川口の伐採で、写真から高さを読むときに見ているところ
川口の伐採のご相談では、LINEで写真を送っていただくことが多いです。
そのときに、こちらが写真の中で探しているものは決まっています。
第一に、木の根元です。
根元が写っていない写真だと、木の全長が分かりません。
枝葉の茂った上のほうだけが写っている写真は、大きさの手がかりが何もない状態です。
第二に、建物か、大きさの分かる物です。
屋根の一部が写っていればいちばん確実で、勝手口のドア、ブロック塀、エアコンの室外機でも構いません。
これらは寸法の幅が狭いので、比べれば木の高さがおおよそ読めます。
第三に、撮った位置です。
木の真下から見上げた写真は、遠近の関係で木が縮んで写ります。
実際は屋根を越えている木が、写真では軒の下に収まっているように見えることがあります。
この1点で区分がひとつずれます。
これらが揃っていないと、写真を見ても「たぶんこのくらい」までしか言えません。
逆に揃っていれば、現地に伺う前の時点で、おおよその金額をお伝えできます。
なお、高さが分かっても金額が確定しないことはあります。
搬出の経路や、隣家との距離、電線との位置関係は、写真1枚では読み取れません。
確定した金額は現地を見てからお出しします。
5mを境に、切る順番が変わります
3〜5mの区分は2名で約2時間、5〜7mの区分は約3.5時間。
同じ1本なのに時間が1.5倍以上になるのは、作業の中身が入れ替わるからです。
5m未満なら、脚立や梯子から枝を落として、最後に根元を切って倒す、という流れで進むことが多いです。
倒れた木を地面で輪切りにして運びます。
5mを超えると、まず倒すのに必要な地面の長さが伸びます。
木の高さぶんの余地が敷地に取れなければ、そもそも倒せません。
住宅地の庭でそれだけの空きがあることは多くないので、木に登って上から順に切り下げていく形になります。
切った枝を落とすのではなく、ロープで吊って下ろす場面も出てきます。
そのうえ、幹が太くなるぶん1本あたりの重さが増えます。
輪切りにする回数が増え、運び出す量も、処分する量も増えます。
切る・下ろす・運ぶのすべてが積み上がった結果が、3.5時間という見立てです。
つまり、金額の差は木の大きさそのものというより、その大きさだと採らざるをえない作業方法の差です。
今日のうちに撮れる3枚
外に出て、スマホで3枚撮っておいてください。
それだけで、見積もりの精度が変わります。
1枚目は引きです。
木の根元から先端までが画面に収まる位置まで下がって、屋根の一部を一緒に入れます。
庭の中で下がりきれないなら、道路や隣の区画から撮って構いません。
2枚目は、幹の根元まわりです。
地面から1メートルほどの範囲を写します。
幹の太さと、周りに塀や物置があるかどうかが分かります。
3枚目は、木を背にして敷地の外側を向いた1枚です。
切った幹を運び出す通り道がどうなっているかが写ります。
あわせて、切りたい木が何本あるかを数えておいてください。
3本以上ある場合は、まとめて一式でのお見積もりになります。
写真を撮って本数を数える。
この2つが済んでいれば、あとは金額を見てから決めていただければ十分です。
この記事に関するよくあるご質問
- 木の高さが正確に分からなくても、見積もりは出せますか
- メートル数で答えられなくて問題ありません。
木のてっぺんが家のどこと並んでいるかで区分を判断します。
軒(雨樋のあるライン)より上で、棟(屋根のてっぺん)より下に収まっていれば、樹高5〜7mとして見ることが多いです。 - 屋根を越えている木は、1本いくらになりますか
- 料金表の樹高5〜7mにあたり、1本あたり52,000円(税込)です。
枝を落として幹を輪切りにし、搬出して処分するところまで含んだ金額で、作業後に処分費を追加で請求することはしません。
2名で約3.5時間を見込みます。
棟まで越えている木は7m以上の扱いになり、現地を見てからお見積もりをお出しします。 - 高さが伝わる写真は、どう撮ればいいですか
- 木の根元から先端までが1枚に収まる位置まで離れて、屋根の一部を一緒に写します。
真下から見上げると木が実際より低く写るため、屋根と木のてっぺんの上下関係が読めなくなります。