木1本を切るのに、どれくらいかかるのか
「木は1本だけだから、朝いちで来てもらえば昼前には終わるだろう」と考えて予定を組むと、ずれることがあります。
私たちは料金表に、高さの区分ごとの作業時間の目安を併記しています。
樹高3m未満 … 2名で約1時間
樹高3〜5m … 2名で約2時間
樹高5〜7m … 2名で約3.5時間
高さが2mずつ上がるだけで、時間はほぼ倍になっていきます。
効いてくるのは幹の太さより枝の数です。
高い木ほど落とす枝が増え、1本ずつ下ろして下で切りそろえる回数が増えます。
この目安には、木が倒れたあとの作業も入っています。
枝を払い、幹を運べる長さに輪切りにして(玉切り=運搬できる寸法に切り分けること)、トラックまで運んで積むところまでで、上の時間です。
庭を見て「これなら30分で倒せそうだ」と感じる木でも、そのあとに運ぶ量が残ります。
ここを見落とすと、当日の予定が2時間ずれます。
半日で終わるか、1日かかるかの見分け
半日をおおむね4時間として、上の目安を足していきます。
3m未満が2本 … 約2時間。
午前中のうちに片づくことが多いです
5〜7mが1本 … 約3.5時間。
半日をまるごと使います
3〜5mが3本 … 約6時間。
1日かかります
数える単位は本数ではなく、高さの区分ごとの本数です。
3m未満の木が5本ある庭より、5〜7mが2本ある庭のほうが長くかかります。
庭を見渡して「何本あるか」だけで時間を見積もると、いちばん高い1本に半日を持っていかれることになります。
在宅の予定を組むなら、合計が4時間を超えるかどうかが分かれ目です。
超えないなら午前だけ空ける、超えるなら1日空ける。
この2択で考えると、当日になって「まだ終わらない」と慌てずに済みます。
抜根を足すと、その日はどれだけ延びるか
切り株の抜根(残った株を掘り起こして根を切り、掘った穴を埋め戻す作業)を同じ日に頼む場合は、伐採の時間にそのまま足します。
幹まわり30cm未満 … 2名で約1.5時間
幹まわり30〜60cm … 2名で約3時間
3〜5mの木を1本切って(約2時間)、その株を抜く(30cm未満で約1.5時間)と、合計は約3.5時間。
半日に収まります。
5〜7mの木を1本切って(約3.5時間)、太い株を抜く(30〜60cmで約3時間)と、約6.5時間。
こちらは1日仕事です。
抜根を別の日に回せば、1日あたりの拘束は短くなります。
ただし後日あらためて掘るほうが費用は上がります。
当日の時間を短くしたいのか、費用を抑えたいのか。
ここを先に決めておくと、日程の相談が一度で済みます。
川口 伐採の現場で、時間が読めなくなる条件
次の3つに当てはまる木は、現地を見ないと時間が出せません。
樹高7m以上の木。
料金表でこの区分だけ金額を空けているのと同じ理由で、時間の目安も置いていません。
倒すスペースがない場所。
隣の建物や電線が近く、重機が入らないところでは、木を倒さずにロープで登り、上から順に切り下げます。
同じ高さの木でも、この方法に切り替えると工数が数倍変わります。
半日で見ていた木が1日になることも、日をまたぐこともあります。
川口市の安行(あんぎょう)一帯のように、住宅地の中に大きく育った庭木が残っている場所では、高さを測る前に、四方のどこかに倒せる余地があるかを見ます。
幹まわり60cm以上の切り株。
掘削できる余地があるかどうかを現地で確かめてからになります。
もうひとつ、当日の時間ではなく日程そのものがずれる条件があります。
枝や幹が電線に触れている場合、作業の前に電力会社への連絡が必要になることがあります。
この確認は提携業者が行いますが、連絡と調整に日数がかかるため、見積もりの翌週にすぐ作業、という組み方にならないことがあります。
電線が近い木は、日取りに余裕を見ておいてください。
近所には、何時から何時と伝えるか
住宅地では早朝と夜間の作業をしません。
チェーンソーの音が出るためです。
作業日と開始時刻は、打ち合わせのうえで決めます。
隣近所に声をかけるとき、「朝から夕方まで作業が入ります」と幅で伝えると、相手はその日の外出も洗濯も丸ごと諦めることになります。
上の目安から出した時間で言うほうが、話が早く済みます。
3〜5mを1本なら約2時間、5〜7mを1本なら約3.5時間。
開始時刻と合わせて伝えれば、相手も予定を立てられます。
音の出方も一定ではありません。
枝を落として玉切りにするあいだは音が出ますが、切ったものを運んで積み込む時間は静かです。
後半に進むほど音は減っていくかと思います。
車をどかしてほしい、窓を閉めておいてほしいといったお願いがあるなら、作業の前半に寄せて伝えると、相手の負担が軽くなります。
今日、紙に3行だけ書く
問い合わせる前に、次の3行を書き出してみてください。
1行目に、高さの区分ごとの本数。
3m未満が何本、3〜5mが何本、5〜7mが何本。
屋根を越えているかどうかを目安にすると分けやすいです。
2行目に、抜根をするかどうか。
するなら、株のまわりをひもで一周させて幹まわりを測り、30cmを超えるかどうかを書きます。
3行目に、木のまわりに倒せる空間があるか。
庭先まで軽トラックが入るなら「ある」、隣家や電線が近いなら「ない」。
1行目と2行目の時間を足せば、その日が半日で済むか1日かかるかが出ます。
3行目に「ない」と書いた木があるなら、その合計は仮のものとして持っておいてください。
上から切り下げる作業に変われば、時間は現地を見てからの話になります。
この記事に関するよくあるご質問
- 木を1本切るだけなら半日で終わりますか
- 高さによって変わります。
樹高3m未満は2名で約1時間、3〜5mは約2時間、5〜7mは約3.5時間が目安です。
倒せる空間がある場所なら5〜7mの1本でも半日に収まることが多いです。
ただし抜根を足すと、合計が半日を超えることがあります。 - 伐採と抜根を同じ日に頼むと、当日はどれくらいかかりますか
- それぞれの目安を足して考えます。
3〜5mの木を1本切って(約2時間)、幹まわり30cm未満の株を抜く(約1.5時間)と、合わせて約3.5時間です。
5〜7mの木(約3.5時間)に幹まわり30〜60cmの抜根(約3時間)が付くと約6.5時間で、1日仕事になります。 - 作業の音は朝から夕方まで続きますか
- 住宅地では早朝と夜間の作業をしません。
また、作業時間のあいだ音が出続けるわけでもありません。
枝を落として幹を輪切りにするあいだは音が出ますが、切ったものを運んで積み込む時間は静かです。
後半になるほど音は減っていきます。