本文へスキップ

空き家の庭の手入れ頻度は困る時期から決める 〜定点写真で伸びを測る〜

人が住んでいない家の庭を一度片付けたあと、次はいつ入ればいいのか。下草・落ち葉・台風・枝の張り出しという次に困る時期を先に並べ、そこから逆算して入る日を決める手順と、定点写真で伸び方を測るやり方をまとめました。

手入れが途絶えて草木が茂り始めた住宅の庭
写真はイメージです

回数から決めると、空き家の庭は外れやすい

先に決めたくなるところですが、人が住んでいない庭では、回数から組むと外れることが多いです。住んでいれば、伸びた枝や積もった落ち葉が毎日目に入り、気になった日に手を入れられます。空き家には、その変化に気づく人がいません。次に誰かが庭を見たのは、隣の方から連絡が来た日だった、ということも起こります。

しかも庭の変化は、一年を通して同じ速さでは進みません。草が一気に伸びる時期もあれば、ほとんど動かない時期もあります。年と決めて春と秋に入ると、いちばん伸びる夏を丸ごと放っておく組み方になりかねません。

そこで順番を逆にします。先に並べ、その手前に入る日を置く。回数はその結果として決まる、と考えたほうが組みやすいかと思います。

次に困る時期を4つ並べる

一度片付けた庭で、次に手がかかる場面はおおむね次の4つです。

  • 下草が膝の高さを越える時期
  • 落葉樹の葉が落ちきる時期
  • 台風が近づく前
  • 枝が敷地の外へ出始める時期

下草は、雨が続いて気温が上がる頃から伸び方が変わります。片付けた直後は地面が見えていても、ひと夏越えると門から奥への通路がふさがっていることが多いです。通路が消えると、次に入る人は作業の前にまず歩く道をつくることになり、その分だけ手間が増えます。

落葉樹があると、葉が落ちる時期に雨どいや隣の敷地へ葉がたまります。住人がいれば掃けば済みますが、空き家では積もったままです。一方で、この時期は枝葉が少なく木の形が見えるため、切るかどうかを決めるのにも向いています。私たちも落葉樹の作業は、葉が落ちている冬のあいだ作業しやすい時期としてお伝えしています。

台風の前は、幹が傾いている木や枯れた枝がないかを見ておきたい時期です。住んでいない家で木が倒れると、気づくまでに時間がかかります。傾きや枯れを見つけたら、季節を待たずに動いたほうがいい場面です。

枝の張り出しは、道路や隣家の側へ伸びた枝が目立ち始めたときです。これは庭の中だけで済む話ではなく、外から見て困る人が出る話なので、4つの中でも優先度が上がります。

困る日から逆算して、入る日を暦に書く

4つを並べたら、それぞれのから手前へ戻って、入る日を決めます。戻す幅には、見に行く日と作業する日の両方を含めておきます。

たとえば台風の前に傾いた木を切るなら、作業日の前に現地を見て金額を出す日が要ります。空き家の場合は、立会いのしかたや鍵の渡し方を決める時間もかかります。困る日に作業が間に合うよう、見に行く日はさらに手前に置いておくと、雨で日程がずれても慌てずに済みます。

書き方は単純で構いません。

  1. 手元のカレンダーに、4つの月の単位で書き込む
  2. それぞれの手前に書く。作業を頼むなら、見に行く日と作業日のあいだに見積もりと段取りの時間をはさむ
  3. 近い時期に並んだ予定は、まとめてにする

効いてくるのは3つ目です。台風前の点検と下草の刈り取りが近い時期に並んだなら、の訪問で両方を見れば足ります。重なりをまとめていくと、その家の庭に必要な回数が見えてきます。庭に落葉樹が無ければ落ち葉の行は消えますし、道路に面していなければ枝の行は軽くなります。回数が家ごとに違うのは、この表が家ごとに違うからです。

遠方に住んでいて自分では通えない場合も、考え方は変わりません。置き換えて、同じ表で組みます。

目の片付けのあとに撮る定点写真

逆算の表は、最初は推測で書くことになります。どのくらいで草が伸びるか、どの枝が先に外へ出るかは、日当たりや木の種類で庭ごとに違うからです。そこで、片付けた日に写真を残し、次に入った日に同じ場所から撮り比べます。

定点写真とは、毎回同じ位置・同じ向きで撮る写真のことです。撮る場所は次の3か所で足ります。

  • 門の前から、庭の奥へ向けて1枚
  • 敷地の境目から、隣家や道路の側へ向けて1枚
  • いちばん大きい木の根元から、幹を見上げて1枚

1枚目では通路が残っているか、2枚目では枝が外へ出ていないか、3枚目では幹の傾きや枯れ枝が増えていないかを見ます。門柱や塀の角のように動かないものを画面の端に入れておくと、次回も同じ構図に戻せます。

分の写真が並ぶと、次の間隔を詰めるか延ばすかが決めやすくなります。前回と大差なければ次は少し間を空けてよく、通路がすでにふさがりかけていれば、その季節だけ間隔を詰める。カレンダーの表は一度書いて終わりではなく、写真を見るたびに書き直すものと考えてください。

探す前に、入り方を決めておく

空き家の庭を人に頼むとき、先に詰めておきたいのは金額より入り方です。私たちが空き家や空き地の庭木管理を受けるときも、門扉や鍵をどう預かるか、作業の前と後の状態をどの形で報告するかを先に決めてから着手します。段取りが決まらないまま作業に入ることはしません。

川口で伐採や庭の片付けを考えているなら、依頼先を探し始める前に次の2つをメモしておくと、最初のやり取りが短く済みます。

  • 鍵や門扉をどうするか
  • 作業後の状態を何で受け取りたいか

長く手が入っていない庭を、庭木の伐採から下草の刈り取りまでまとめて片付ける目は、庭の状態で作業量が大きく変わるため、現地を見てからお見積もりをお出しします。片付けが終わった日の庭の姿は、そのまま定点写真の1枚目になります。報告の形を決める段階で伝えておけば、次に入る時期を決める材料が、作業のたびに同じ構図で手元に残ります。

今日やることは1つです。カレンダーを開いて、4つの書き込んでください。落葉樹があるか、道路に面しているかを思い出しながら書くと、その家に要らない行が消えて、入る回数の見当がつきます。

この記事に関するよくあるご質問

空き家の庭は年に何回入ればいいですか
回数を先に決めるより、下草が伸びる時期、落葉樹の葉が落ちる時期、台風の前、枝が敷地の外へ出始める時期を並べ、その手前に入る日を置くと組みやすくなります。近い時期の予定をにまとめた結果が、その家に必要な回数です。庭に落葉樹があるか、道路に面しているかで回数は家ごとに変わります。
次に入る間隔を詰めるか延ばすかは、どう判断すればいいですか
片付けた日に門の前、敷地の境目、いちばん大きい木の根元の3か所から写真を撮り、次に入った日に同じ位置から撮り比べます。通路がふさがりかけていればその季節は間隔を詰め、前回と大差なければ少し空けてもよい、という調整ができます。
不在のまま空き家の庭の作業を頼めますか
ご相談のうえで進めます。門扉や鍵をどう預かるか、作業の前と後の状態をどの形で報告するかを先に決めてから作業に入ります。段取りが決まらないまま着手することはしません。

あわせて読まれている記事

見積もりの金額で判断してください

木の高さと本数をお知らせいただければ、おおよその金額をお伝えできます。現地調査とお見積もりは無料です。

見積もりを依頼するLINEで写真を送る

LINEで写真を送る見積もりを依頼